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2012年8月

2012年8月28日 (火)

気になる言葉。

 カウンターが板についてきて、なんとなく喜びが安定と信頼に変わってきた今日この頃。自分を作るのは自分が誰かの言葉と向き合うことを続けていく絶え間ない過程であると図書館に限らず随所随所で感じている。「自信が確信に変わった」というと松坂投手のようだが、もう一度今のこの環境でかつてできなかったことを色々とリベンジしたいという、いい意味で挑戦し続けたい気持ちもある。

 タイトルはここ一週間ぐらい中村雄二郎さんの『術語集』シリーズを読んでいたことが関係しているのかもしれない。というよりもシリーズのサブタイトル「気になる言葉」をそのまま使っただけなのど。感想を書くとキリがないし、28年前と15年前、それぞれの思想の最前線と現在の問題系のつながりが見えたというのが一番の収穫だけど、それだけでは言い切れない各時代の空気というか、特に現在ではもはや説明を必要としないような基本用語について必死に取り入れようと噛み砕き、様々な考察や説を取り入れようとしている、学術の場にはあまり似つかわしくないかもしれないけど、熱気のようなものを感じた。何だか長い文章になってしまった。

 もう蛇足でしかないかもしれないけど、今の私にとっての「気になる言葉」をいくつか引いてみる。

 世話人をしている市民団体の共同代表の一人と電話をした。「自分ができる範囲で関わること」「無理だと思ったら自分にはできないことだと思いそこで引くこと」「誰かの行動が嫌だと思ったら、反面教師にして、自分は外に対して閉鎖的にならないようにする」このブログでも何回か触れているはずの「癒し系」という言葉がぴったりの方だが、芯がしっかりとしていて、話を聞くのも上手なので、身近にいる尊敬すべきする人なのかもしれない。

 隣の席の再任用さんから所属している短歌会の句集をいただき、再任用さんの作った句でいくつか写したいものがあったので勝手に転載。「話合い出来ぬ上司は退場だマネイジメントは話合うこと」「何くれと上司のお世話してた人ああすることで管理職者へ」「評価制度「特に優秀」「優秀」の辞令をもらうはどんな人なの」「問題を問題とせず自覚なし臭いものにはすべて蓋する」「火に油注ぐと言って助けなし暴力沙汰には寄らず障らず」―このような、書いた人がわかるものを読んでいると、古臭い批評のようだけどやはり書いている人の人となりを文章からつかもうとしてしまうし、そういうところにこそ面白さがある。この方は、普段から主張するところは主張するけど、調和を乱すただのわがままにはならずに皆と力を合わせることができる人。これまでの業務経験も利く立場で、図書館情報学の先生でもある。それでも、おかしいと思ったことは周囲に相談し、周りの人と共に解決しようという謙虚だけど前向きな姿勢を忘れない。何より周囲を思いやることを常に忘れない。隣にこのような方がいる職場は本当に安心だし、人生の大先輩ともいえる方がいると、日々の業務で学ぶことが尽きない。

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