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2012年10月

2012年10月26日 (金)

晴れの日。

 昨今慌ただしく、突如として社交的な人間になったかのような感覚すら覚える。話したかった人と話せる機会を得たり、教えを請いたい人から知識を分け与えてもらうことはこの上なく嬉しい。何より、そのような場に自分が呼ばれることが、驚きであるとともに嬉しくも思う。
 扉を叩き続けようと思えるのは、こういうことがあるからだろう。愛されたことのない人間が人を愛せないのと同じように、声を出そうが行動を起こそうがもスルーされてばかりでは、人に優しくできない。もし、扉を開けてもらえなかったとしても、開いた扉から罵声が聞こえてきても、それでも別の扉を叩こうと思えるのは、こうした優しくされた記憶があるからに違いない。分かり合おうと歩み寄れば、いつかわかってもらえる日が来ることもある。だからこそ、どんなにひどい言葉をかけられても対話を続けようと思える。目の前にいる相手の怒りの裏には、辛い経験があるのかもしれない。私がそれをじっくり聴けば、相手は救われるのかもしれない。誰からも好かれることは不可能でも、お互いに大切に思える人たちとはつながっていたいし、むしろ合わない人間に無理に合わせる必要もないと思うようになった。

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